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レッスン日誌#1

今月からレッスンを自分がする機会が増えるので、そこで気がついたことを書いていこうと思いますー。


最近レッスンをした生徒さんたちに共通していたこと。それは


勝手にスラーとタンギング作曲してる・・・!


かくいう私も昔はそうだったので気持ちはよく分かるんですが、音を追えて指と頭が一致するようになったら楽譜通りにスラーやタンギングしましょう。


なぜかというと、その曲には作った人の意図があってそのアーティキュレーションが付いているからです。

そしてそれがその曲(特にエチュードの場合)を練習する意味になることが多いです。



HINKEのレガートの1番ですが、一小節を一つのスラーで繋いでいる部分と次の小節の頭の音まであえて繋げている部分がありますね。

これも意図があってスラーを使い分けているので、曲に慣れてきたら意識して吹いてみるといいですね。



曲の場合も、そのアーティキュレーションが曲自体の意味を持つことが多いです。


R .シューマンの3つのロマンスの第三楽章です。

この場合は前の小節の音からスラーが繋がっていますね。これはアウフタクト(弱起)とも関連していますが、スラーが前の小節から繋がっているのと、繋がっていないのでは全く曲の印象が変わります。

特に最後のシの音が3回出てくるところは楽譜通りに演奏するようにしましょう。

最後のシ−ラから次のフレーズが始まっているのではっきり仕切り直して入れるといいですね。


話は少し変わりますが、スケールを練習するときにスラーだけで練習したり、タンギングだけで練習したりしていませんか?

どちらかだけが得意、みたいな人もいるかもしれません。

両方出来るということはそれだけバランス良く吹けているということなので、もしもいつも片方しかやってない〜という方はぜひ両方やってみてくださいね。

もしもどちらかがうまくいかない、という場合はリードや吹き方を少し変えるだけで改善する場合もありますよ〜。



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私、昔からお節介な人が苦手で、どっちかというとほっといてくれて、でも静かに見守ってくれる大人が好きだった。今も。 自分が年下のまだ若い子達に教えるようになって思うことは、その子達が自分で何かを学ぶ機会を奪ってはいけないということ。 まだ素直で柔軟な年齢の子達に何かを教えるのは、手取り足取りこうやってああやってって教えればすごく速く上達すると思う。 先生側もその方が教えやすいやろうなと思う。 でも、

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