全てを一度手放す
- itsumi ota
- 2022年7月1日
- 読了時間: 2分
20代前半の、留学中にフランスのマスタークラスに参加した時のこと、たまたまハープの日本人の人と一緒になった。
その時私はぺしゃんこになりそうになっていて、このままじゃオーボエを辞めないといけないと先生に泣きながら話すほど自分で自分を追い詰めていた。
(今から考えたら一人で壁に頭をぶつけていたようなもの。若い時によくありがちなやつ)
でもその時の経験で私は本当に0になって、そこから方向が変わって本当に良かったと思うんですが、そのマスタークラスの日々で気がついたことをそのハープの方と色々話していて、なんかもう色々手放してみてもいいのかもしれないって言ったら、私も全部放してみてもいいんじゃないかなって思うことあるよ〜って言ってくれたことがありました。
それから約10年経つわけですが、今までオーボエをやってきて、
このやり方がいいよ〜、これが正しいよ〜って教えられたことはたくさんあって、私としてはなんかしっくりこなかったり、なんかやりたくないな・・・って思うこともあって、でもやらないといけないのかな?って(出来ているかは別として)やっていたこともあったけど
もうたくさんだ!!!!!!!!
一度全部手放して、私が私で在れることを自分で選んで、それでもう一回組み立ててみたら一体どんな音に、音楽になるだろう?
オーボエとは、クラシックとは、そういう所から見たら ??? っていう風になるのかもしれないけど、私はオーボエをただ吹きたいんじゃなくて、こんなことがやりたい、というかこういう空間に身を置きたいっていうだけなのよ。
それが叶えばオーボエじゃなくてもいいのよ。
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